■対比現象(目の錯覚)4■
◎彩度対比◎
まわりの色の鮮やかさの違いによって、鮮やかさが変わって見える。
左右にある、真ん中の青は同じ色です。
左の方の青はくすんで見え、右の方の青の方ははっきりと強く見えます。
これは、まわりの色の彩度がそのものよりも高ければ彩度が下がってしまいくすんで見え、まわりの彩度が低ければ彩度が上がって鮮やかに見えるという現象を起こすためです。
そのため、鮮やかな青がまわりにある左の青は彩度が下がってくすんで見え、より彩度の低い黒がまわりにある右の青は彩度が上がってはっきりと見えるというわけです。
例えば、いわゆる顔つきが派手で強いという方がくすんだ色を着ると、顔の派手さがより目立ってしまい、抑えた感じの方が鮮やかな色を着ると、顔が沈んで服だけが目立つというわけです。
メイクなどでも、抑えた感じの方が真っ赤な口紅だけをつけると、口紅だけがバーンと目立ってしまって浮いた感じになってしまいます。