色のイメージ

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色をできるだけわかりやすく覚えていただくために、私がよくお客様にご説明するのは色の「イメージ」です。

「イメージ」は私達の生活でよく使われる言葉ですので、比較的理解しやすいと思うのですが、「赤」とか「ピンク」とか、一言で終わってしまうのではなくて、どんな感じの、どんなイメージの「赤」なのか、「黒ずんだ血のような赤」なのか、「鮮血のような鮮やかな赤」なのか、「日の丸のような赤」なのか、ちょっと考える習慣をつけると、色の選び方が断然楽になってきますし、間違いも少なくなるでしょう。

色のイメージなんて浮かびにくい、わかりにくい、という方は、きっと配色も苦手なはずです。

なぜなら配色は、イメージを色にする作業ですから、まずこのイメージがわかないと、色も組み立てられないのです。

例えば意外と多く見かけるのが、優しいイメージにしたいという希望がありながら、黒とダークカラーを合わせた服装をしていたり、知的に見られたい、と言いながら、黄色とピンクなどのポップなカラーリングだったりする事があります。

黒やダークカラーは、色のイメージから優しさが出にくい、感じにくい色です。

当然その色を見て、パッと見で優しそうなイメージはわきにくいでしょう。

態度でわかってもらう?ならば第一印象や見た目は気にしない事ですね。

そして簡単にイメージを統一させ、配色も成功させやすいのは、そのイメージを崩さない色だけを選んで組み合わせる事です。

例えば、「かわいいイメージになりたい」のなら、かわいいと思える色だけ、をチョイスして行けば、細かな色の差にこだわらなくても、組み合わせがおかしくなることは少なくなります。

ただし、気をつけて欲しいのは、じゃあ全部同じ色で揃える、という事はしないこと。

それは配色ではなく、単色です。

ある意味イメージを強める効果は高いですが、突出しすぎてしまい、キワモノのようになる恐れがあります。

例えは悪いですが、国会議員の方のイメージ戦略や、お笑い芸人の方の印象付けなどには効果的です。

目立つし、印象づく、でもセンス良くも、オシャレにも見えませんし、魅力的とは思わないでしょう。

人に見せたい、そう思われたい、と思っているときは、他の人がその色をどう思うのかに気をつけて下さいね。

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